岩手県の歴史上の人物の御墓

【人物名：おかん】･【埋葬地(お墓)･歴史･由緒：大泉寺】

埋葬者	・おかん
名　称	・大泉寺
備　考歴　史略　歴	・畠山重勝の一人娘おかんと、重勝の家来だった三平が夫婦になって盛岡へ住む事となり、日銭を稼ぐ為、三平は盛岡城築城の人夫となりました。しかし、三平が工事中に大怪我を負い寝込むようになると、日頃からおかんに思いを寄せていた組頭高瀬軍太が、あれこれ難癖をつけ、おかんに迫った為、おかんは三平を殺したら一緒になっても良い事を告げます。するとおかんは三平に変装し布団で寝たふりをすると、高瀬軍太はそれを知らず殺めました。それを悔いた高瀬軍太は出家し、生涯、体不自由となった三平を援助し続けたと伝えられています。

【人物名：南部家】･【埋葬地(お墓)･歴史･由緒：聖壽禅寺】

埋葬者	・南部家
名　称	・聖壽禅寺
所在地	・岩手県盛岡市北山２丁目
法　名	－
没　年	－
備　考歴　史略　歴	・南部家は加賀美遠光の三男である光行が甲斐国南部牧を本貫とした為に、南部姓を掲げたとされます。その後、奥州合戦の功により陸奥国糠部五郡が与えられると、一族がそれぞれ移り住み版図を広げました。江戸時代に入り本拠地を三戸城から盛岡城に遷し、盛岡藩を立藩、明治維新まで南部家が藩主を歴任しています。・墓石の形状・種類：大名墓

【人物名：留守家】･【埋葬地(お墓)･歴史･由緒：瑞山神社】

埋葬者	・留守家
名　称	・瑞山神社
備　考歴　史略　歴	・留守家は伊沢家景が奥州合戦に従軍し大功を挙げ陸奥国の留守職を賜った事で、その子供である家元が留守姓を掲げたとされます。長く周辺地域を支配する国人領主、土豪でしたが、戦国時代に国分氏の台頭などにより伊達家に従うようになり、事実上一族衆に組み込まれてしまいました。文禄２年に政景が伊達姓を賜り、宗利の代に水沢城に配された事から水沢伊達家と呼ばれ、伊達家の中でも門の家格に列しました。瑞山神社の「瑞山」は家祖である伊沢家景が「瑞山公」と呼ばれいた事に起因し、留守家代々の霊廟として造営されました。

【人物名：留守宗利の殉死者】･【埋葬地(お墓)･歴史･由緒：瑞山神社】

埋葬者	・留守宗利の殉死者(家臣８名+浪人３名)
名　称	・瑞山神社
所在地	・岩手県奥州市水沢日高小路
法　名	－
没　年	・寛永１５年＝１６３８年
備　考歴　史略　歴	・留守宗利は陸奥国仙台藩一門第三席・水沢伊達家２代（留守氏１９代）当主で、水沢城の修築や城下町の整備、社寺の保護、新田開発などに尽力した名君とされ、寛永１５年に死去すると家臣８名と浪人で恩があった３人が殉死し、宗利が祭られた瑞山神社の傍に墓碑が建立されました。・墓石の形状・種類：五輪塔

【人物名：源義経】･【埋葬地(お墓)･歴史･由緒：重染寺跡】

埋葬者	・源義経
名　称	・源義経公供養塔（鈴木山重染寺跡地）
所在地	・岩手県奥州市江刺重染寺
法　名	－
没　年	－
年　齢	－
備　考歴　史略　歴	・源義経の家臣鈴木三郎重家の子供の重染が、当地に義経と重家の菩提を弔う為に鈴木山重染寺を創建したそうですが、その後、重染寺は廃寺になった為、近年、観光物産協会が源義経と鈴木重家、鈴木重染の五輪塔を建立しました。・墓石の形状・種類：五輪塔

【人物名：田村家】･【埋葬地(お墓)･歴史･由緒：祥雲寺】

埋葬者	・田村家
名　称	・祥雲寺
所在地	・岩手県一関市台町
備　考	・田村家は征夷大将軍である坂上田村麻呂の後裔を自称する氏族で、戦国時代末期まで陸奥国の田村郡を本貫として版図を広げました。しかし、伊達政宗に騙され小田原合戦に参陣しなかった事から改易となり大名家からは没落しました。政宗の正室愛姫は田村家出身だった事から、田村姓再興を懇願、孫にあたる宗良が岩村城３万石が与えられ田村姓が再興しています。その後、一関に移り一関藩を立藩しています。祥雲寺は田村家の菩提寺として墓域が設けられています。

【人物名：武蔵坊弁慶】･【埋葬地(お墓)･歴史･由緒：中尊寺】

埋葬者	・武蔵坊弁慶
名　称	・武蔵坊弁慶大墓碑
所在地	・岩手県平泉町平泉字衣関(中尊寺境内飛地)
法　名	－
没　年	・文治５年＝１１８９年
備　考歴　史略　歴	・武蔵坊弁慶は源義経の家臣とされ、藤原泰衡が衣川館に兵を差し向けた際に応戦し、最後は立ったまま往生したそうです。遺骸は当地に埋葬され墓碑として五輪塔が設けられましたが、その後、中尊寺の僧である素鳥の呼んだ句碑が建立されています。・墓石の形状・種類：自然石

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